"最近になって「安っぽいクルマ」と「安いクルマ」の区別が付かない人は意外に多いということに気づいた。「安いクルマを作らないと勝てない」と書く度に「そんなことしたらダメだ」というコメントを貰うほど。「下請けにしわ寄せがくるだけ」とか「優れたクルマをキチンと利益を乗せて売るべきだ」みたいな意見も多い。
保守的な自動車メーカーは全く同じことを言う。例えばエンジン。あるメーカーの開発担当TOPに
「3気筒エンジンは考えないのですか?」と問うてみたら「ウチは興味ない。質感を考えればコンパクトカーといえども4気筒じゃなくちゃダメだと考えている」。3気筒は4気筒より安っぽい、と思いこんでいるのだろう。
フィアットが開発した2気筒エンジンに乗ると超安っぽいどころか、皆さん「エンジンの味が濃くて楽しい」。乗れば「安いけれど安っぽくはない」ということに気づくハズ。それどころか、コストダウンばかり考えた4気筒エンジンは、結果的に安っぽくなってしまう。性能だって犠牲にしなければならないかもしれない。
ボディ構造やインテリアなども同じ。現在の設計思想のままコストダウン努力をすると、間違いなく安っぽく見えてしまうようになる。でも設計思想を根本から変えてやれば、安く作れるけれど安っぽくない仕上がりになると思う。同じように同じ部品の納入価格を引き下げようとしたら、単なる下請けいじめ。"
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